「三有の家」みどころ 3.壁紙の貼り分け
「壁紙の貼り分け」を、プランニング(間取り)の時点からイメージされている方は、どれぐらいおられるでしょうか?
多分、プロでも非常に少ないのではないでしょうか?
ところが「三有の家」は、壁紙など色彩や素材をどこで切り替えるのかを、最初からイメージしてプランニングを行っている事が、建物の中に入ると明確に分かります。
空間を構成する要素は、3つあります。
① 形状 ② 素材 ③ 色彩
です。
この3つの要素が、空間のイメージなどを生み出します。
しかし、プランニングは平面の面積のみで考えがちです。
それは、一般の方はもちろん、プロでも3つの要素から出来る空間をイメージする事が困難だから、単純に面積のみで計画する事になります。
その結果、壁紙の貼り分けの方法は、各部屋のイメージ付けにとどまる事が多いのです。
もちろん、それも大事な役割ですし、手法です。
「三有の家」は、空間を構成する3つの要素を意識しながら、プランニング進めた結果が、見て取れます。
とても参考にしていただけるポイントだと思います。