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天井の役割

2020年6月8日 / ご提案 志毎(しまい)の家

お住まいの中でも、ストーリーを考えて設計したりもします。

訪れた人が、廊下や次の部屋など先に進む事にワクワクする仕掛けを図り、その期待を裏切らない感動を作ろうと考えます。

玄関はそう言った場所でもあります。

上写真は(仮称)西堀町の家の玄関からリビング方向を見た時の天井です。

玄関には向こう側に見えている柱と同じ柱があり、その事で玄関からリビングへの意識が芽生え、天井がそれを誘います。

しかしこの時点では、リビングの気配は感じても見る事が叶いません。

歩みを進めると少し周辺より暗めの廊下がのびます。
この廊下の証明計画も天井への間接照明と、周辺より少し暗めに感じる事でしょう。

この暗めの廊下が重要な役割を果たすのです。

廊下を抜けて振り向くと、そこに広がるのは、ずっと見たかったリビング・ダイニング。
そしてその向こうに庭の木々。

こんな風にストーリーを考えて、プランをします。

チラッと見せたり、見せなかったり。
少し暗かったり、パッと広がったり。
床や壁や天井を利用して、緩急を生んだりします。

そのストーリーを効果的にする様に、色や形状を考えます。

建築の面白いところで、もしかすると機能性とは反したり、一見すると無駄だったりするかもしれません。
しかし暮らしに潤いの様なモノを与えてくれたりもします。

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