「自分」たちにとって「良い」住まいとは?【第一話】
自分たち家族にとって、良い住まいとは?
皆さま、住まいをご計画される時、考えられる事が幾度もあるのでは無いでしょうか?
その答えに近づくには、3つの言葉の意味を深め、理解する必要があります。 それは・・・
① 「自分」とは
② 「良い」とは
③ 「住まい」とは
今日は、①「自分」とは? について考えたいと思います。
一番、難しいテーマから、手を付けてしまった・・・
そもそも「自分」なんてモノは、一生かけて探すモノかも知れません。
でも、一方で、「汝自身を知れ」とソクラテスは言っています。
弊社では、「住まいづくり」は、自分探しにはじまり、自分探しに終わるとお伝えしております。
スガシカオさんの「Progress」と言う曲は、とても有名ですが、僕も好きで、時々、会社でギターを弾きます。
歌詞の中にこんな一文があります。
ずっと探していた理想の自分って もうちょっとカッコよかったけれど ずっと歩いてきた日々と道のりを ホントは「ジブン」って言うらしい
この言葉は、住まいづくりにおいても、とても大切な考え方で、クールだと思います。
先ず一つ目の自分の定義
「自分とは、ずっと歩いてきた日々と道のり」
昔あったリフォームを行う所さんのあるテレビ番組で、いつも気になっていた事がありました。
それは、便利に変形するダイニングテーブルなどに関してです。
時には、亡くなったおじいちゃんの写真が、そのテーブルから出てきたりして、それをご覧になったお施主様が涙されるといった名シーンを、何度か目にしました。
しかし、僕は一緒に感動する事が出来ませんでした。
それはなぜか?
僕はどうしても、可変性を優先した結果、決して美しいとは言えないそのダイニングテーブルの、可変性を優先した結果の製作費、つまりダイニングテーブルの代金を知っても、それは名シーンとなったか?って事を考えてしまうからです。
きっと、一品モノの可変性あるダイニングテーブルの製作費は、ポラダ社やカッシーナなど、一流メーカーと同等になる場合も・・・
僕ならカッシーナのダイニングテーブルの方が良いな!
そう考えるからです。
だからむしろ、所さん!事件ですよって感じるのです。
そこでフッと思う。
何に喜び感動するのかは、人それぞれで、それが僕と他人とのでは違うから、僕は僕はと言えるんだと。
そして、それは、費用対効果で表現出来る。
言い換えると、それは「価値観」。
二つ目の自分の定義
「自分とは、価値観で表現出来る」
① 「自分」とは
「ずっと歩いてきた日々と道のり」
「価値観(費用対効果の選択)で表現出来る」