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美と機能との間のニーズを探れ!

2017年12月22日 / キッチン

今日はキッチンの背面収納などの打合せをしました。

LDKは多くの方が多くのご希望やご要望をあげられる場所のひとつです。
「寛いだ雰囲気にしたい」とか「友人や家族と楽しい時間を過ごしたい」など様々。
また、イメージやデザイン性など美しさが求められる一方、その美しさを住み続けてなおキープし続けられる可能性を増やす為には、日常の使い易さがとても重要です。

家を建てようと考えて打合せをされている時は、気に入ったノートを新調して初めて筆下ろしをする時の感覚のもっと強い感覚に似ています。

気に入ったノートを新調した時、キレイな字でノートに記入しようと誓ったりするものです。
ところが最後までキレイな字でノートをとることが出来た経験はありますか?
数ページでいつもと同じ字に戻った経験はありませんか?

家を建てようと考えて打合せをされている時のお施主様も、新しく気に入ったイメージになるなら、多少使い難くてもキレイに出来る(キレイにする)と考えたり誓ったりされることが珍しくなくあると思います。

家を建てることは一大イベントと言ってもいい重要なタイミングですが、家は日常生活を送る場所です。
また数十年の間は、様々な変化も起こり決して一定ではないかも知れません。
今日出来たことも難しくなるかも知れませんし、その逆もあるかも知れませんね!
きっと出来ると思っていたことも、「どうしてもっと機能的にしなかったのだろう?」と後悔を感じてしまう瞬間もあるかも知れないし、逆に苦ではなくなり、「もうちょっと美しさを選択しても維持出来たかも?」と思われるかも知れません。

いずれにしても後悔は、何も考えず行動を起こさず、選んだ時に起こると感じます。
様々な可能性や影響などを検討した事実があれば、回避出来ることも増えますし、納得が出来るのだと思います。

今日は、打合せのテーブルから何度も移動して、弊社の事務所のキッチンで使い方をシミュレーションされていました。

結果は未だ出ません。
でもそれは良いんです。
まだ今は良いんです。

インスタ映えするような美しいイメージの空間は、帰りたくなったり感性を刺激し続けたりもします。
でもそれは、そのイメージがキープされてこそ。
アイランドキッチンの上に、食べ残しが入った器が乱雑にたまったりすると、まさにゴミの島。
そこから受ける感性って、全く逆のモノにもなりかねません。

キープさせるにはキープさせやすい工夫が必要です。
つまり機能的で家事などの負担が軽い必要があります。

「デザイン」とは「美しさ」だけを意味しません。
「美しさ」と「機能」を兼ね備えて「デザイン」と言えます。

今日は、LDKを中心に続くデザインをご検討いただきました。

とても悩ましく難しい選択だと思います。
出来るだけ分かりやすく正確にご選択いただける材料や状況をつくれるように尽力したいと思います。

今日はお施主様がとても素晴らしいことを仰いました。
「諦めるんじゃなくて、選ぶんですよね!」と仰いました。
とても立派なお言葉と感心致しました。

LDKは多くの方が多くのご希望・ご要望をお持ちです。
何とかそれらを叶えたい。
どうすれば叶えられるのか?
そこを深く一緒に考えたいのです。

カタチだけを整えるのは容易いこと。
それで本当に願いが叶うのでしょうか?

本質を深く正確に捉え、理想に近付け続けてカタチにする。
いや、カタチになってからも更にそこから出来ることを探し続けて、更に理想に近付け続ける。
そんなお手伝いを弊社では考えています。

「諦めるんじゃなくて、選ぶ」
「諦めないで、続ける」
その一歩一歩が理想を現実に近付けるのだと思います。

美と機能の間のニーズを、今日も探しました。

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