12年越しの完成。廊下の突き当たりに設けた空間がついに息づく
12年越しの完成。廊下の突き当たりに設けた空間がついに息づく
我が家(遊び心の家)の廊下の突き当たりには、12年前の設計時から計画していた窪みスペースがあります。ウォークインクロゼットの一部を削ってまで用意した場所で、チェストとスタンド照明を置いて、展示的な使い方をするつもりでした。
設計時から、照明スイッチに連動するコンセントも設置済みで、スタンド照明を置くだけで雰囲気がつくれる構想だったのですが、そのまま12年間、空きスペースのままになっていました。
そんな中、先日、時間に余裕がない中ではありましたが、お客様との打合せを終えた足で関西へ向かいました。
まず立ち寄ったのが、京都市立美術館別館で開催されていた知人の芦屋画廊さん主催の展示会「如是我聞」。展示会を拝見したあと、奈良の実家へ立ち寄り、譲り受けたガンダーラ仏像と李朝家具を受け取りました。
帰宅後、長らく空いていた廊下の突き当たりの窪みに、それらの品をようやく意図通りに設置。そこに、愛用のKartellの照明「Goodnight」と、川嶋守彦さんの絵画(※写真に写っている作品)も添え、空間が一気に生き始めました。
In Gandhara, Gandhara — They say it was in India…
静かな空気が、毎日の暮らしの中にゆっくりと広がっていきます。
たったひとつのスペースでも、そこに意図と時間と思いが込められると、家の空気は確かに変わります。
この空間は今、ようやく「完成した」と言えるのかもしれません。