カタチには意味があり、得たい結果がカタチになる
「壁の一面だけが他の壁と違った色にするおうちとかあるじゃないですか?」
「そういうの今、流行ってるんですよね。 どこのおうちを見てもお風呂とかどこかしらにそんなのを見るんです。」
「流行っているからで、選びたくないんです。」
そうお施主様が仰いました。
その時、すごく嬉しく思いました(笑)。
多くの方はカタチしか見ないので、そこに込められた意味まで知らずに通り過ぎて行ってしまわれます。
もちろん、意味ありきで出来たカタチだけが意味を持つのではなく、カタチありきの中にも潜在化した意味が必ずあります。
ただ、お施主様からそう仰られたのには、すごく嬉しい気持ちが湧いてきました。
全くその通りで、カタチは得たい結果を探した結果の結晶みたいなもので、流行などで決めるものではないとわたしも思います。
そう、嬉しく思ったのは、わたしの気持ちがお施主様も言葉に共鳴したからですね。
デザインは共感だと思います。
この瞬間、方向性を決める上で最も大きなことのひとつである部分に、強い共感が生まれました。