些細なことの積み重ね
ひとつひとつは、些細なこと。
コーニス照明に照らされている壁が外部(ルーフテラス)まで伸びる。
同一面で、サッシによる凹凸もなく、フラットに外へ延びる壁。
実は結構難しい。
そしてコストもかかる。
そんなことならちょっとぐらいバチってもいい(ずれてもいい)と思う人もいるかもしれないけど、コレがバチるかバチらないかでは実は感覚的に大きな違いがあるとプロからは感じる。
感覚や感性は自然に備わったモノのように思えたりするが、知識により増幅されることの方が大きいと感じる。知識や知性は感覚や感性のブースターだと思う。
この写真。
実は壁だけじゃなく、床も天井(軒裏)も同面になっている。
それをサッシは邪魔していない。
ガラスのみが空間を仕切る。
実は結構施工が大変。
手間もコストもかかる。
色々な方々のご理解、ご協力を得れないとこんなカタチにはならない。
でも、ひとつひとつは些細なこと。
本当はコトはそんなに大げさではなく、知識や感性などが無ければ気付けないほどの些細なコトの積み重ねによって生まれてくる。
誰にでもわかることや、誰にでも明らかなことは、本当のコトではないのかも知れない。