見え方はちょっとの違い。でも実際は大きな違い。
今日は朝一から、(仮称)三郎丸の家と(仮称)光陽の家、そして(仮称)森田の家の造作家具やオーダー建具の打合せを、指物屋さんとしました。
(仮称)三郎丸の家は、テレビボードがオーダー家具となっており、また、内外のつながりを強調するために重要な役割を果たしています。
丁度、安穏の家のテレビボードのようなイメージです。
見え方はとてもシンプルなんですが、そうするにはかなり複雑で・・・
例えば、壁の厚みだけでも、30mmや36mm、42mmや95mmなどと様々。
使う下地材の厚みも色々です。
また、建具の丁番(ヒンジ)の種類もインセットや9mmかぶせ、26mmかぶせやドロップ丁番などなど、様々で、見え方をシンプルにするための工夫はいっぱい検討しています。
昨日は、大工さんと、今日は指物屋さんと、見え方をシンプルにするための打合せをしました。
(仮称)光陽の家は、安穏の家や(仮称)三郎丸の家とはまた違ったイメージのオーダー家具が、ダイニングに設置します。
やっぱり、それも形状はシンプルなので、どの様に製作すればいいのかを、先日から検討を重ねてきました。
そしていよいよ、製作に取り掛かっていただきます。
(仮称)森田の家にもオーダーのテレビボードなどがあります。
この家具は地面に足がつかない宙に浮いた家具になります。
そこで、家具の取り付ける順序なども打合せしました。
通常ですと、建物が出来てから家具を取付けますが、今回は宙に浮いた家具なので、建物と一体化することで少しでも強度をあげようと考えました。
そこで、大工さんが壁を仕上る前に下地に直接家具を固定し、その後、大工さんに壁を仕上てもらう方法で進めることになりました。
ちょっと違って見えるモノは、かなり違った思考と、たくさんの検討や手間の結果、生まれてくるものです。
見え方はちょっとの違いでも、実際は大きな違いです。
それに気付ける人が、そのちょっとの違いを選択されるので、当然、僕らもたくさんの検討と手間を惜しみません(笑)。