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見上げてごらん僕の家を。

外観のことをファサードと言います。
ファサードは建物にとって、とても重要なポイントでもあり、弊社では打合せを重ねることが多いです。

でも街中では、ファサードが、間取りの結果に装飾をしただけの建物をよく見かけます。
それがニーズなら、それもまた良いのだとは思います。

「卓色の家」にとってファサードは、とても重要なポイントでした。
だから、間取りの結果を受け入れてファサードとするのではなく、その逆。
ファサードを意識して間取りを行いました。

「 ファサードのデザイン ⇒ 間取り 」

ファサードの重要なポイントのひとつが「庇」です。
写真はお施主様ご自身が撮影されたモノを使わせていただきました!

黒い立体に一直線に伸びる木質のラインを表現しています。

水平方向のディテールは、安定を暗示し、日本人がとても好むディテールです。
この木質のラインは、タイル調のグリッドのディテールに対して、水平方向を強調しています。

また、この庇。
建物の端まで到達していないところもポイントです。
建物の立体感(面)を庇が殺さない(切らない)ことが狙いにあります。
面がつながっている、分断しないことも、つながりやひろがりを暗示しています。

内覧会には間に合いませんが、表札の配置や形状なども打合せを先にしており、ファサードは計画的に決められました。

「卓色の家」にとってファサードは、とても重要なポイントで、意図の実現に工夫を凝らしています。
内覧会にお越しの際は、すぐに建物に入ってしまわず、一度立ち止まり、外観(ファーサイド)を見上げてみてくださいね!

実は裏側の外観にもこだわりがありますので、北側からもご覧ください。

・・・明日は、「子供は遊んで大きくなる。」をお伝えします。・・・