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本日の打合せ

今日の打合せで、照明の話の際、対数螺旋の話になりました。

対数螺旋とは、黄金比を持つ長方形を、等比的に縮小させながら回転させることで得られる、螺旋の事で、両美の家のペンダントライトの配置が、対数螺旋上に配灯されています。

一見、ランダムに思える配置にも、実は規則性が存在している事をご説明しました。

またモジュロールの話にもなりました。

モデュロール(Modulor)はフランス語で寸法を意味するモデュール(module)と黄金比(section d’or)を組み合わせた造語で、コルビュジエが考案した建築の基準寸法システムです。

今回の打合せでお話したのは、モジュロール自体の話と言うより、ヒューマンスケールとゴッドスケールについて、お話しました。

大学時代、「街のヒューマンスケール」と言う課題がありました。
都市でスケールがゴッドスケールで構成されて行く中にあるヒューマンスケールを見つけて来るのがその課題で、当時はうまく理解出来ないまま課題をこなしてしまったが、僕らには、自然と感覚的に捉えているスケール感が存在しており、それを空間に利用するお話をしました。

イメージマップ ※1 では、そのスケール感も分析ポイントのひとつである事をお伝えしました。

※1 イメージマップとは、共通認識にする事が困難なイメージを、言葉などに置き換えて共通認識を深める為のツールで、エクリュが採用している打合せの手法です。