ブログ

ポプラの枝

君が涙の時には僕はポプラの枝になる

中島みゆきさんの「空と君のあいだに」の歌い出しです。

先日、長女に「ポプラの枝が、嗅ぎ分けられる人になりな!」と伝えました。

いつも伺うフレンチのお店で、妻の実家の家族と一緒に食事をした際の出来事です。

その日は、いつもとは違うスタッフの方がホールおられました。
その方が、料理を僕らのテーブルにお持ちいただき配膳された時の事です。

全員同じ料理なのに、ベテランのstaffの方が、新人さんが配膳された妻と義母のお皿を入れ替えました。

後にシェフにその事を尋ねると、「奥様には少し多いかと思い、少な目にしたお皿が、別の方の前に運ばれてしまったので、慌てて修正しました」との事でした。

さすが、お店の名前が「気配り」を意味するだけの事があります。

今回はミスがあって気付けた事ですが、洗練された「気配り」や「味」、「サービス」全ては、「ポプラの枝」です。
孤独な人につけこむような事は”決して致しません。
(そんな事をするのはたいていフェイクです。関西弁で言い換えるとバッタモンです。)

「ポプラの枝」を嗅ぎ分けられるようになるには、鍛錬が必要です。

いつも香水をまとっていると、「ポプラの枝」には決して気付けません。
添加物に覆われた舌では、本当の出汁の味には気付けません。

刺激を求めて香水を吹きかける回数やピッチを増やしたり、より容易に感じられる強い旨味を求めたりすると、「ポプラの枝」にはドンドン気付けない人になり

君の心がわかると容易く誓える男に、なぜ女はついて行くのだろう、そして泣くのだろう

と言う結果になります。

お住まいは、当たり前の日常を過ごす場所であって、遊園地ではありません。

何を「当たり前」とするのかは、人それぞれですが、「ハレ」だけでなく、むしろ大部分は「ケ」です。

内覧会では、中々その「ケ」が伝わり難く・・・
でもその「ケ」の部分にこそ、重要性があります。
いわゆる「ポプラの枝」ですね!

しかし感じ取るコツはあります。

先ずは今日から日常を丁寧に暮らしてみてください。
と言っても間に合わないので・・・
例えば、今日、晩御飯を作って食べ、洗い物をするまでの動作を認識してみてください。
その動作と同じように、内覧会会場でシミュレーションしてみると言うのが、「ケ」が観えてくる方法(コツ)です。

仕事から帰って来ての動作でもイイですよ!
今の暮らしを認識してみてください。
そして、その動作を内覧会会場でリプレイしてみてください。
それがコツです。

オーナー様のご厚意のもと

2024/06/15(sat)〜23(sun)
福井市本堂町にて
「趣適の家」内覧会を開催致します。

「趣適の家」内覧会は、完全予約制です。
以下のURLから詳細をご確認・ご予約の程、よろしくお願い致します。

https://www.ecru-arc.co.jp/openhouse