我が家の重要文化財|思い出と歴史が詰まった家族の宝物
我が家の重要文化財|思い出と歴史が詰まった家族の宝物
我が家の一角には、大切にしている調度品が展示されています。どれも我が家の重要文化財と呼びたくなる、深い思い出をもった品々です。
たとえば、青銅器の羊形兕觥(じこう)。これは酒器で、かつて亡き母が中国で手に入れたものでした。購入時のエピソードと共に、我が家へやってきたその姿には、異国での母の体験が詰まっています。
また、我が家には祖父が正月に使っていたという螺鈿の重箱(江戸時代)もあります。さらに、瀬戸焼 正旭園庄平製(加藤庄平)による染付鶴松の三段重箱(江戸末期)も、代々伝えられてきた逸品です。
僕が生まれる前に亡くなっている祖父の姿は写真でしか知りません。でも、父が祖父の話を語るたびに、その品々が生活にあった情景が浮かびます。たとえば伯母が重箱を落とした話なども、何度も聞かされて育ちました。
こうしたモノに宿る思い出やエピソードこそが、我が家の重要文化財なのです。目に見える品だけでなく、そこに込められた感情や語り継がれる話も、大切に守っていきたいと感じます。
我が家のニッチには、そんな横山家の思い出が静かに展示されています。それは、写真には写らない美しさ。日常に溶け込む家族の記憶です。
海外の骨董品や古美術に興味のある方は、東京国立博物館などもぜひチェックしてみてください。歴史ある品の見方が変わるかもしれません。