光を制する者は、空間を制す。
弊社の社屋は、基本的にクリア球を使用しています。
クリア球とは、フィラメントを直接見る事が出来る、透明ガラスの電球の事を言います。
グレアと言って、目を刺すような眩しさがあり、目の色素が薄い方にはキツく当たりますが、陰影がハッキリして立体感が明確になり、クールなイメージを与える事が出来ます。
先日、お引き渡しを終えた「必要充分の家」の照明は、間接照明が多く見られ、またダウンライトの光もブラスト球となっています。
直線的な光を抑え、乱反射させた灯りの配灯となっているのがお分かりいただけるかと思います。
そうする事で陰影がぼやけて、やわらかいイメージになります。
弊社では、打合せの際、イメージマップを作成します。
イメージマップとは、読んで字の如く、イメージの地図です。
どんなイメージを到達点とするのか?その道順なども示された書類です。
そのイメージマップにも記載がある様に、「必要充分の家」は北欧好きの奥様のイメージ通り、灯りは2700K以下の色温度でヒュッゲな雰囲気をつくる事が重要でした。
そこで、調光器を設け、光を抑える事が出来る様にして、かつ間接照明としました。
物は全て、光の反射で見えています。
ですので、イメージには、光や灯りの質や取り入れ方などが、とても重要なのです。
今日は灯りのお話をお伝えしました。