まもなくお引き渡しです。
今日も水やりで仕事を終了しました。
今日はダブルヘッダーの打合せで、現場に到着した頃は、辺りはすっかり暗くなっていました。
おかげさまで、まもなく迎える「必要充分の家」のお引き渡し。
今日で準備は整っていました。
今日の午前中、お客様との打合せの中で、「必要充分の家」がお話に上がりました。
打合せの当初は40坪を超えるプランだったこのお住まいは、オーナー様ご自身の命名「必要充分の家」と呼ばれる通り、31坪程のお住まいとなりました。
近景に吉野瀬川原の桜並木。遠景に村国山や越前富士(日野山)を望む「必要充分の家」は、あふれる欲しいのモノの中から「必要なモノ」だけを抽出し続け出来たお住まいです。
「必要なモノだけ」と聞くと、如何にも禁欲的で物足りないのではと感じる方もおられるでしょう。
しかし、コレが実際は全く違い・・・むしろそこはかとなく、いや、ハッキリと豊かさを感じるのです。
「豊かさ」の意味を、はき違えていた事に気付かせてくれるお住まいなのです。
では、「豊かさ」とは何でしょうか?
欲しいモノを全て手に入れる事でしょうか?
そう言う方も居られるかも知れません。
しかし、今日のお客様との打合せでは、もしかしたらそうでは無いのでは?とのお話になりました。
心が通う人たちの時間。
愛着のある物を愛でる時間。
趣味を充実する時間。
逆に言うと
やたらと気を使う必要があるお偉い人との時間は必要?
誰もが知る有名ブランドの物だけど、好みでない物は必要?
仕事の付き合いで、やりたくも無いゴルフで、ヨイショする時間は必要?
出来れば無くしたいモノやヒトとの時間を、どれだけ費やせば本当の自分に辿り着けるだろう?と尾崎豊はシャウトするに違いない。
参考:(世界は欲しいモノにあふている)
今日は、お客様との打合せの中で、「必要充分の家」のお話をしました。
まもなく、「必要充分の家」は、お引き渡しです。