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イメージ・マップは、音楽の聴き方で説明できる?

イメージ・マップという共通言語

今日は、(仮称)大宮2の家のインテリアの打合せを行いました。

ちょうど昨日のブログで、イメージ・マップの話に少し触れましたが、
エクリュでは打合せの際、このイメージ・マップを用いています。

イメージ・マップとは、
建物のファサードやインテリアなど、気に入った画像を集め、
それをプロの視点で分析し、言語化や数値化を行うことで、
言葉にしづらい「感覚」を共有するためのツールです。

イメージ・マップ


音楽の聴き方に似ている

音楽の聴き方と、イメージ・マップ

イメージ・マップの役割は、
音楽の「聴き方」にとてもよく似ていると感じています。

多くの人は、音楽を聴くとき、
メロディなどの主旋律を中心に聴いています。

それでも、
「明るい曲だな」とか
「少し切ない雰囲気だな」といったように、
音楽を十分に楽しむことができます。


立場が変わると、聴こえる音が変わる

ところが、演奏者になると話は変わります。

ギターであれば、
コード進行やカッティング、奏法、
ディストーションなどのエフェクターの使い方など、
一般の方とは違うポイントが耳に入ってきます。

「へ~、ここでメジャーコードにするんだ」
「ピッキングハーモニクスのチョーキングが、“泣き”を演出している」

そんな、少し通っぽい聴き方に近づいていきます。

ギターリスト

さらに指揮者や編曲家になると、
音楽をもっと俯瞰して捉えるようになります。

音の厚みや幅、
それぞれの音の関係性やバランス、距離感やズレ。

同じ音楽を聴いていても、
立場や経験によって、拾っている情報はまったく違うのです。


建築やインテリアでも、同じことが起きている

これは、建築やインテリアでもまったく同じです。

「この画像が好きです」
「床材の色が好きなんです」

お施主様のそうした感想は、とても大切なものです。

一方で、訓練を受けたプロが観ると、
床材そのものだけでなく、

  • 他の素材とのコントラスト
  • 色や質感の関係性
  • 空間が持つ重みや軽やかさ(Gのような感覚)

そういった要素を、複合的に捉えています。


言語化されることで、見えてくるもの

音楽も、
「ベース音に注目して聴いてみてください」とポイントを伝えられると、
それまで聴こえていなかった音が、自然と拾えるようになります。

ベース

イメージ・マップも同じです。

言語化され、整理されることで、
好きなイメージに共通する要素や傾向が見えてきます。

それが、打合せにおける
確かな「共通言語」になっていくのです。


暮らしは、内側からつくられる

イメージ画像集

今日は、(仮称)大宮2の家のインテリアコーディネートを、
イメージ画像集やイメージ・マップを見ながら行いました。

暮らしは、
家という器そのものでつくられるものではありません。

むしろ、
家具や調度品など、内側から立ち上がっていくものだと、
エクリュは考えています。
喩えると、料理があって、器を決める感じです。

そのため、
プランニング(間取り)の段階から、収容物や家具、
アート作品や調度品などを把握し、場合によっては先に決めていきます。


今日の打合せで

実は今日の打合せは、
プランニング時に想定していたダイニングテーブルを、
変更したいというご相談がきっかけでした。

新たなダイニングテーブルを前提に、
家具のレイアウトや照明器具、
絵画の展示位置などを改めて検討しました。

こうした調整を重ねながら、
暮らしは少しずつ、輪郭を持ちはじめます。

完成させるのではなく、
整え、育てていく。

そんな住まいづくりを、
今日も一歩、進めることができました。