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原価オープン

前回に続き・・・またまた打合せ風景の写真を撮り忘れましたが・・・
今日は三有の家の見積りの打合せでした。

弊社は原価オープン方式の見積りを採用しています。
原価オープン方式の見積書とは、材料や工事費などを全ての金額を、弊社の利益をONしない原価にてお伝えする見積書を言います。
当然、弊社も工事で利益をいただくので、弊社の利益も金額表示されています。

意図は、単なる明朗会計ではありません。
もっと大事な事が意図にあります。
その大事な意図とは・・・

「お住まいづくりは、自分たち探しである」
弊社では打合せ中などにも、良く口にする言葉です。

では、自分たちとは、一体なんでしょうか?
ΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ

哲学的な話の様相になってきましたが、実はそうでも無くて、例えば・・・
例えば、それは「お金の使い方」だったりするのではないでしょうか?

意識してか or 無意識か?
もしくは、言語化してか or 直感的にか?
それはいずれであっても、優先する事やそうで無い事が、例えば「自分たちらしさ」がお金の使い方に表現されているのでは無いでしょうか?

エクリュの見積書が、(とても手間がかかり大変な事が多々あるのに)原価オープン方式で有るのは、上記の事を意識しての事です。

つまり言葉にすると、(住む方々が意識的に)価値観をお住まいに落とし込む。
結果的に、(住む方々が納得のいく)住む方々らしいお住まいになる。
コレが、原価オープン方式の見積書を採用している理由です。

とは言え正直な話、原価オープン方式の見積書があっても、住む方々ご自身が、自分たちを知ろうと考え、行動しない限り、(エクリュが考える)良いお住まいにはなり得ません。
ΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ

しかし、その様に行動された時、原価オープン方式の見積書で無いと誤った結果を導き出されてしまいます。

良いお住まいとは、(住む方々が選択した)住む方々らしいお住まい。
「原価オープン」は、そう信じて疑わないエクリュの「覚悟の選択」です。