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玄関、いろいろ。

「玄関」とは、家や建物の主要な出入口、また出入口の部分に設けられた空間の事であるのは、ご存じの通り。

先日伺った、今西家書院
玄関(出入口)が、見て回れた範囲だけでも、4つありました。

誰が使用するのかで、分けられている。
つまり、身分によって使用する玄関が違います。
使用出来る部屋も身分によって違うので、玄関(出入口)もそれに伴い色々ある事になります。

続く喜びの家】には、玄関と脇玄関があります。

脇玄関は、主に家族が日常的に使用するクツを脱ぐスペースで、ワインセラーを置くなど収納も兼ねています。
また、主に来客者用として設けた玄関にクツなどが散らからない事も、脇玄関を設けた理由です。
来客者だけでなく、家族にとっても家に帰って来て玄関ドアを開けた瞬間、整った風景を目にするので、心地よい感覚で帰宅が出来ます。

玄関上り框には、ちょっとしたデコレーションスペースがあり、来客者などへのおもてなしを表現できるようにしてあります。
玄関から室内に入ると、リビングに入る事になります。
来客者をリビングにお招きする為です。
玄関は主に来客者を意識した空間です。

一方、家族が主に使用するのは、脇玄関です。

脇玄関から室内に入るには、2方向の選択肢があります。
一つ目は、WIC(ウォーク・イン・クロゼット)に向かいます。
帰宅時の動作の機能性を優先したレイアウトで、その先には手洗いもあります。
カバンを置いて手を洗い、部屋着に着替えて洗濯物を洗濯機に入れ、ダイニング・キッチンに入って来ます。

二つ目は、正面にウッドデッキ(中庭・吹抜け)が現れる方向です。
こちらも玄関同様、家族が心地よい感覚で帰宅出来る事を図っています。
ひろがりによる伸びやかな感覚や、【続く喜びの家】らしいディテール、コミュニケーションを増幅させる意図など象徴的な吹抜けを目にする事でコンセプトを再認識するなど、豊かさやアイデンティティを優先したレイアウトです。

「玄関」の意味するところは、もともと中国の道教や禅などの用語で、「玄妙の道に入る關門(玄牝の関)」の事だそうです。

単にクツを脱ぐ場所や、内外の区別する場所に留まらず、どんな風に入るのか?その経験の違いなどで様々な意味合いが生まれる。
(減額に伴い今は無くなってしまいましたが)奥深いポーチをご希望された事も、同様の意図があっての事でしょう。
続く喜びの家】の玄関や脇玄関には、「経験・体験」への仕掛けが施されています。

オーナー様のご厚意のもと、10/5sat~14mon、【続く喜びの家】内覧会を開催致します。
続く喜びの家】内覧会は、完全予約制です。
以下のURLから予約が可能となりました。

続く喜びの家】内覧会予約フォーム
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また、以下のURLから、【続く喜びの家】の詳しい情報もご覧いただけます。
https://www.ecru-arc.co.jp/openhouse