エクリュが考える豊かな暮らしの組み立て方とは? ~ギャラリーがある理由~
内覧会と絵画展のダブル千秋楽を終えてふと考える~豊かな暮らしの組み立て方とは?~
おかげさまで、昨日はエクリュ始まって以来、初めての内覧会と絵画展のダブル千秋楽を経験しました。
本当に充実した時間を過ごすことができました。
これもひとえに皆様のおかげと感謝しておりますが、せっかくのこのタイミングですので、弊社が考える「豊かな暮らしの組み立て方」について、少しお話させていただきます。
「豊かな暮らしを可能とする家」とは?
「豊かな暮らしを可能とする家」と言うと、どのような住まいをイメージされるでしょうか?
たとえば、次のような住まいを思い浮かべる方が多いかもしれません。
- 無垢材の床に、漆喰壁。本物の素材に囲まれた家
- 気の置けない友人がたくさん集まれる広いリビングと開放的なウッドデッキがある家
- アオダモの新緑が美しい中庭で、読書ができる家
- コルビジェの家具やフランク・ロイド・ライトの照明があり、杉本博司の水平線写真や名和晃平のオブジェが置かれている家
- いやいや、井上有一の書でしょう!
- 馬の目や古伊万里など、お気に入りの器で食事を楽しむ家
- いやいや、濱田庄司でしょう!
本当に大切なことは何か
これらのイメージは、どれも素晴らしく魅力的です。
つまり、「間違いではない」のです。
しかし、そのキラキラした世界の中で、私たちはとても大切なものを見落としているように思います。
それは一体何でしょうか?
それは、本当に地味で意識にも上がらない、当たり前の日々の暮らしです。
当たり前の日常がきちんと機能すること。
また、住む人自身が暮らしを楽しむ気持ちを持っていないと、いくら素晴らしい空間であっても、それは維持されず、すぐに輝きを失ってしまいます。
エクリュが考える「豊かな暮らし」の組み立て方
私たちエクリュでは、「豊かな暮らし」を次の3段階で構築することが大切だと考えています。
- 機能する家(建物)を構築する
- 理想の暮らしを実現する家にする
- 暮らしのやる気スイッチをONにし続ける
そしてこの3つの中でも特に③が、弊社にギャラリーがある理由でもあります。
ギャラリーでは、アート作品や工芸品などをご紹介しています。
つまり、それらが暮らしの「やる気スイッチ」を入れてくれる存在になると考えているのです。
たとえご購入いただかなくても、暮らしへの感度や意識を高めるきっかけとなれば、それで十分なのです。
日常の「ケ」を見つめる
お住まいを計画するとき、ついつい「晴れやかな瞬間(ハレ)」に目を奪われがちです。
しかし一方で、当たり前の毎日(ケ)にこそ、深く目を向ける必要があります。
たとえばInstagramなどでは、目を引く美しい住まいの画像が数多く見られます。
しかし、「実際にこの空間で、どうやって暮らすのだろう?」と感じるケースも少なくありません。
また、そこまで極端でなくとも、日常生活にやさしくない家は意外と多いのが実情です。
「順序」に忠実に住まいづくりを
だからこそ、私たちが提案する「豊かな暮らしの組み立て方」の順序──
①機能 → ②理想 → ③やる気スイッチ──に忠実に住まいづくりに取り組んでいただければと思います。
そして、その日々の積み重ねが、きっとあなたにとっての本当の「豊かさ」を形にしてくれるはずです。