好きな色で、好きな空間をつくるには。
好きな色に囲まれて眠る部屋

場合によっては空間全部を「好きな色」にしてしまわない方が良い時もあります。
たとえば帰自の家のこの部屋は、寝る時に「好きな色」に包み込まれるように、レイアウトしました。
色は単色でも美しさなど感じますが、対比でその印象は大きく変化します。
そこが色の面白さであり、難しさです。

かりに補色にした場合は、それぞれの色の印象が強くなり、激しさやアバンギャルドなイメージを感じさせます。
もしくは色の変化を緩やかにすると、清らかさや優しさ、エレガントなイメージを表現出来ます。

落ち着く場所やカタチ、色などは、人それぞれ。
「帰自の家」には、個々の好きな色などにより、趣が大きく違う、それぞれの部屋があります。
それらはイメージ・マップという手法を用いて、導き出し共有化しています。
空間を構成する要素の中で、色彩も体感やイメージに大きな影響を与えるひとつで、エクリュでは、それらをイメージ・マップを用いて共通認識にして行く打合せがあります。