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心の避難場所となるお住まい

上写真は、現在、施工中の帰自(きじ)の家です。
とてもリトリートなお住まいです。

「リトリート」との言葉は、ご存知でしょうか?
隠居、隠居所、隠れ家。または避難、避難所という意味の英語ですが、転じて、日常から切り離し自分を取り戻すなどの意味としても使われます。
帰自の家はその名の通り、誰にも邪魔されず、自分らしくいる事が出来るお住まいです。

僕の好きな建築家で、僕自身、とても影響を受けている建築家に、ルイス・バラガンがいます。

上写真にあるようなシンプルなモダニズム建築でありながら、メキシコの建築家らしくバラガンの代名詞でもあるピンクの壁などが印象的ではありますが(モダニズムと地方主義との調和)、僕が共感しているのはバラガンの考え方です。

 静けさこそが、苦悩や恐怖を癒す薬です。
 豪華であろうと質素であろうと、
 静謐な家を造る事が、建築家の義務なのです。

 私の家は、私の心の避難場所でした。

これはバラガンの言葉ですが、いつまでも僕の心の中に残っている言葉です。

住宅業界に携わって30年ほどの時が経ちます。
エクリュもまもなく20年の月日が流れます。

この仕事をさせていただいてて、ずっと疑問に感じてきた事があります。
それは、「どうして理想の暮らしが続いていないのか?」との事です。
その答えを探してきた30年と言っても過言ではありません。

そこで、ひとつのヒントになり得たのがバラガンの言葉でした。
(他にもポイントがありますが、それはまたの機会に)

帰自の家は、まさにオーナー様の心の避難所。
リトリートなお住まいです。

帰自の家は、大工さんの工事が完了致します。