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お住まいを建てる理由

弊社は、住まいという舞台を演出するプロフェッショナルです(経営理念より)。
別の言い方をすると、デザイン住宅の設計・施工を行う工務店です。

ですので、弊社へお越しになられる方々は、皆さま家を建てようと思って来られます。

しかし、そんな風にお越しになられた方々に、弊社では「家を建てる事を目的にしてはいけない」とお伝えします。

それは一体、どういう事でしょうか?

その事をご説明する前にまず、「(多くの方々が)どうして家を建てようと考えられたのか?」と言うポイントからお話しを始めます。

「家を建てようと考えた理由」
ある調査会社の調べでは
1)ライフステージの変化
2)家賃が勿体ない
3)良い土地・家を見つけた
などと続きます。

つまり言い換えると「広さ・お金・場所」が主な理由と言えます。
場所は置いておいて、その他は家を建てる事を目的とした事から発生した理由です。

「どうして家を建てようと考えたか?」と聞かれると、回答がそのようになってしまうのは仕方ない部分もあります。

しかし、「子供部屋が必要になった」や「洗濯物が増えた」「収納物が増えた」などライフステージの変化に伴い必要となったモノは、与条件であって、それをクリアすれば良い住まいになったという訳では無く、むしろ最低条件です。

では、目的とすべきは何か?
それは、「理想の暮らしを手に入れる事」です。

家を建てる事を目的としていたら、与条件をクリアするにとどまった家が出来てしまいます。
もちろんそれでもご満足される方もおられるでしょう。

しかし弊社では、大切な事は「住まれる方の想い」にあって、その想いを叶える近道の為に与条件やコンパクトな動線など使い勝手の良さがあるのだと考えています。

「与条件」と「想い」
分かりやすくする為にもう少し具体的にお伝えすると(語弊があるかも知れませんが・・・)
「子供が出来たから子供部屋を設ける」これは与条件です。
「住まれる方の想い」とは、「長男は自然が好きで、生き物にも興味があるので、そんな優しさや才能を伸ばしてほしいので、山小屋風の部屋にしたい」

「次男はアメリカンなポップアートが好きで、キャラクターなども集めているので、それらを飾るのにマッチする雰囲気の部屋にしたい」など、「子供たちの個性を育む空間づくり」を検討するといったような事が「住まれる方の想い」の一例かと思います。

逆に、「実際子供たちとの時間は本当にアッという間なので、家族皆んなで居られる時間を出来るだけ持ちたいから、個室は最低限度で良い」と言った想いもあります。

「広いリビングが欲しい」
その言葉を25帖なら広い方ですよ!などと与条件だけで実現するのは、僕は本当に残念だと思います。
そうでは無く、どうして広いリビングにしたいのか? いつ(何時ごろ)リビングで誰が誰とどんな風に過ごすのか?など、広くしたいと思った理由を出来るだけ多く、深く言語化して、それをカタチにして行く。
つまり、「住まれる方の想い」をカタチにする事を目的とするべきだと、弊社では考えております。
その事から冒頭にお伝えしたように弊社では「家を建てる事を目的にしてはいけない」とお伝えする事になります。

お住まいへのご希望・ご要望を言葉にされるのが難しい事と同様、弊社の考えている事を、ココ(ブログ)でお伝えするのは困難です。
語弊も生じるかも知れません。
ご興味があれば、一度、お時間をいただき、お話させていただけましたら幸いです。

株式会社エクリュ
TEL 0776-36-9001 (平日9:00-18:00)
Email info@ecru-arc.co.jp

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Q 「どうして家を建てようと思ったのですか?」

A 「実はね。僕には想いがあるんです」 「それは・・・」