軒天を貼りました。

今日の福井は、この時期にしては珍しく天気も良く、外部の軒天を貼りました。
軒天とは、軒の天井を略して軒天と言います。
帰自(きじ)の家は、軒天が木目調となります。
軒天が木目調になった理由は、やはりイメージマップ ※1 の分析結果から、その様になります。
木目調の軒天を貼ると、エントランス・ポーチの雰囲気が、グッと上がりました。

帰自の家の屋根は、実は重要な役割があります。
子供の頃の秘密基地って天井がある感じでは無かったですか?
柱4本を建てて、それを縄で結ぶと「内」と「外」が出来ます。
地鎮祭でつくる結界がその例です。

そこに屋根が加わると、より「内側」の意識が強くなり、秘密基地は天井があるような場所が多かったと記憶します。
つまり屋根は、自分たちの場所であることを強くイメージさせるのです。
帰自の家は、「家に帰ることが自分に還ること」がコンセプト。
その意味で屋根は強調する必要性がありました。
帰宅時など、屋根を大きな板にみせて、屋根の下に入って行くことのイメージを強調したい。
その想いも、軒天が木目調である理由なんです。
白い外壁が貼られると、木目調の軒天などが屋根を強調してくれることがよく分かると思います。
仕上がりが楽しみです。
※1 イメージマップとは、共通認識にする事が困難なイメージを、言葉などに置き換えて共通認識を深める為のツールで、エクリュが採用している打合せの手法です。