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“ビジネス”とは、関係性を育てること。——だから僕たちは原価オープンを選んだ

商売・仕事・ビジネス

エクリュ・ギャラリーでもおなじみのアーティストが、別の会場で開いた個展のタイトルが、「商売・仕事・ビジネス」だった。

同じように見える行為でも、「商売」と「仕事」と「ビジネス」は違うという、その人なりの解釈。
僕は、その考えにとても共感した。

僕の父はよく言っていた——「お前は商売が下手だな」と。
でも僕は、ずっと違和感を覚えていた。
それは、僕は“商売”をしていないから。

僕はただ、僕を必要としてくれる人の力になりたいだけ。
必要としてくれる人と、一緒に悩み、一緒に考え、一緒につくる。
その中で「関係性」を築いている。
(それを支えるため、継続に尽力してくれている方々、ありがとうございます)

僕がしているのは、たぶん「ビジネス」なんだと思う。
でもそれは、“ビジネスライク”なんて、そんな冷たいものじゃない。


“This is not my business.”(それは私には関係のないこと)

英語の慣用句に、こんな言葉がある。
裏返せば、「ビジネス」とは「自分に関係のあること」「自分ごと」という意味になる。

僕にとってのビジネスとは、関係性を育むこと。
だからこそ僕は、関わってくれるヒトやモノたちと、できるだけ良好な(=まっとうな)関係を築きたいと思っている。
それが、僕の考える「ウェルビーイング」だ。


原価オープンは、関係性を見える化する手段

エクリュの家づくりは「原価オープン」だ。
それは、“価格の透明性”が目的ではない。

例えば、ある仕様を採用することでコストが上がるとき——
「ここを選ぶと、このくらい金額が変わる」と一緒に見ながら決められる。
これは、“予算”の話ではなく、“価値”の話。

住む人が何に価値を感じ、何を選ぶか。
その選択のひとつひとつに、自分と住まいの関係性が宿る。

原価オープンは、「住む人と住まいをイコールで結ぶ装置」だ。
そして、それを実現するためのツールが、価格を濁らさない仕組みなんだと思う。

僕たちは、ただ正直でいたいわけじゃない。
「一緒につくる」ための関係性と環境を、きちんと結びたいだけなんだ。

(掛け率、値引率、クソ喰らえ!)


俗っぽくても、見える化は大切だ

お金の話をすると、少し俗っぽく感じられるかもしれない。
でも実は、お金ほど関係性を“見える化”できるものは少ない。

金額の大小ではなく、その内訳が何を意味しているのか?
誰がどれだけ動いて、何がそこに込められているのか?

それを一緒に理解するプロセスが、
「私の住まい」という感覚を強くしていく。


関係性にこそ、未来が宿る

僕たちは、「関係性」を育てたい。
住む人と住まい、エクリュとオーナー様、建築と社会——
そのすべてが、見えない“糸”でつながっている。

原価オープンは、その糸を、誰の目にも見えるカタチにするためのひとつの方法。
そしてその先にあるのは、「信頼」や「納得」や「誇り」という名のウェルビーイングだ。


最後に

エクリュのビジネスは、関係性を育てるビジネス。
それは、決して効率的でも派手でもない。
それは、誰にでも通じる方法ではないかもしれない。
でも、一度“視力が上がってしまった”(=本質に気づいてしまった)人たちにとっては、もうそれ以外のやり方では生きられない。
そういう人たちと、僕たちは一緒に家をつくりたい。