原価オープンは「透明」ではなく「鏡」― エクリュが本当に伝えたいこと
想いは“全反射”のため
「エクリュさんって、どうして原価をオープンにしてるんですか?」
時折いただく、このご質問。
実は、この問いの奥には、「価格が見えるって安心ですよね」「透明性があっていいですね」という、いわば“ガラスのような”イメージがあるのかもしれません。
けれど、私たちエクリュが目指しているのは、“透明”ではなく、“鏡”。
透明なガラスは入射角垂直の光を全透過します。
でも、鏡は光を全反射する。
この違い、とても大きいと思うのです。
「見える(全透過)」ことより「映す(全反射)」こと
エクリュが原価をオープンにするのは、
お客様に「本当の自分」を映していただくためです(全反射)。
住まいづくりは、「暮らし方」と「価値観」の選択の積み重ねです。
その選択をする上で、工務店の都合で“歪んだ鏡”を使ってしまっていては、
ご自身の価値観がぼやけてしまいます。
キッチンに価値を感じる方。
断熱性に重きを置く方。
それぞれの選択は、どれも“正解”です。
だからこそ、どこにコストがかかっているのか、
利益がどう乗っているのかを正確に「映す(全反射)」鏡が必要なのです。
太閤検地と、エクリュの原価オープン
安土桃山時代、豊臣秀吉が行った「太閤検地」。
それまでは、同じ“反(たん)”という面積の単位でも、地域によってその広さがバラバラだった。
“升”の容量も違えば、年貢の負担も不公平だった。
そこで秀吉は、全国の基準を整え、日本中の土地を“共通の物差し”で測る仕組みをつくったのです。
エクリュが原価をオープンにするのも、まさにそれと同じ考え方。
家づくりの中で、それぞれの項目にどれくらいのお金がかかるのか。
そして、それをどう選ぶのか。
「共通の物差し」があることで、ようやく正確な比較と選択が可能になると、私たちは考えています。
「利益」が曖昧だと「価値」も曖昧になる
工務店によって、同じものに対して違う価格がついていること自体は、問題ではありません。
問題は、その価格のつけ方に、定量的で正当な理由があるかどうか。
たとえば、施工に手間がかかるものには利益を厚めに。
図面作成の負担が少ないものには利益を薄めに。
そうした考えがあるなら、それは正当だと思います。
しかし現実には、利益の付け方に一貫性がなく、
どこにいくらの利益が乗っているかが見えないことが多い。
それでは、お客様が「自分にとっての価値」を見つけることができません。
まるで、歪んだ鏡に映った自分を見ているようなものです。
全反射する“鏡”で、価値観を美しく映し出す
ダイヤモンドが輝くのは、全反射によって光を内部で何度も跳ね返すから。
私たちは、原価オープンという“鏡”によって、
お客様の価値観を、より正確に、そしてより美しく“全反射”したいと思っています。

エクリュの住まいづくりは、あなたの価値観を正確に映し出す“カット”であり、
原価オープンは、それを美しく輝かせる“全反射”のしかけ。
暮らしが、まるでダイヤモンドのように輝くことを、私たちは心から願っています。
(おまけ)
「全透過」ではなく「全反射」──
あなたの暮らしは、きっともっと輝ける。



