「お金」と「関係性」と「ウェルビーイング」
ウェルビーイングを実現するために大切なモノとの関係性を深めるということ
今日は「élan vital 前壽則展」にお越しいただいたお客様と、ウェルビーイングには“大切なモノたちとだけ関係性を保つこと”が必要であるという話をしました。
僕は、多くの人が本当に大切なモノとの関係性はおざなりにし、どうでもいいことに多くの時間を割いているように感じています。
そしてそのことで幸福感が薄れるのだと感じます。
「生きていくためには仕方ない」と皆さん言いますが、本当にそうでしょうか。
それが“事実”なのかは分かりませんし、僕は疑問です。
かく言う僕自身も、忙しさにかまけて大切なモノとの時間を削ってしまうことがあります。
ですが、冒頭の話は僕にとって揺るぎない実感です。だからこそ、少しでも時間ができれば、微力ながら、家族や友人、恩師に会いに行くことを意識しています。
住まいづくりも同じ。大切なモノだけで構成する家がウェルビーイング住宅
この考え方は、住まいづくりにもそのまま当てはまります。
本当に大切なモノだけで住まいが構成されていれば、その家は自然とウェルビーイングな状態に近づいていきます。
住まいも、人間関係も、最も重要なのは「良質な関係性」を築くことなのです。
では、「どちらの関係性のほうが大切か?」
AとBのどちらが自分にとって大切なのか?
これをどう判断すれば良いのでしょうか。
“大切さ”は数値化できる
例えば、こんな質問をされた経験がある方も多いでしょう。
「私(恋人)と友達、どっちが大事なの?」
「本当に私のこと愛しているの?」
感情だけで答えると、どうしても曖昧になります。
では、客観的に、正確に答えるには?
それは数値化することです。
たとえば、日報をつけて「恋人との時間」と「友人との時間」を比較すれば、客観的なデータになります。
しかし、僕がもっと重要だと感じているのは“お金”です。
年間で恋人に使った金額と、友人に使った金額を比べれば、
それは客観的で、逃げ場のない「事実」です。
お金という数値は、気持ちの深さ(価値観)をそのまま表現します。
「多くのお金を投じたいと思うモノ」とだけ、一緒にいるべき
僕は、多くのお金を投じたいと思うモノとだけ関係性を築くべきだと考えています。
これこそが、ウェルビーイングの本質に近づく道だと思うのです。
そしてこの考えは、人に限らず“モノ”にも当てはまります。
よく「安物買いの銭失い」と言いますが、
それは「価値の低いモノに囲まれて生きる不幸さ」を表した言葉だと、僕は感じています。
裏を返せば、
お金をしっかり投じたモノとしか、良い関係性は築けないということです。
タダとか、特価とか、「得」した瞬間に、関係性の価値は自ら下げてしまう。
時には、そんなふうにすら思います。
多くの人は“得”に心を奪われ、酔った状態になっているので、
僕の言っている意味は届かないかもしれません。
でも、逆に聞きたいのです。
「お金」以外に、関係性の深さを示す方法があるのでしょうか?
ウェルビーイングと関係性、そして「élan vital 前壽則展」

今日は「お金」と「関係性」と「ウェルビーイング」についてお話ししました。
現在、エクリュ・ギャラリーでは「élan vital 前壽則展」を開催しています。
僕は思います。
ぜひ“買うつもり”で作品を見てほしい。
買う気がなければ、きっと多くのものが見えていません。
関係性を築けていません。
作品とのウェルビーイングな関係性を築くには、
購入するという行為以上の方法は、おそらく存在しないと、僕は強く思っています。