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ブログ

器と向き合う静かな休日 〜“自分らしさ”を映すもの〜

神田知広さん作、安南焼の器

1. 器が映す、僕の内面

今日は、昨日手にした器をゆっくり眺めながら、自分の好みについて考える時間を過ごしていました。
器や家具、住まいや美術品…。どれも“モノ”ではあるけれど、それはただの物質ではなく、いつもどこかで自分自身を映し出してくれている。

僕は整った空間が好きです。
だから器も、雑多に混ざり合うようなテーブルコーディネートではなく、芯の通った安定感のあるものが好み。
でも、シーサーは例外。あれは完全に“ひらめき”で連れて帰ってきました。。。
感覚を研ぎ澄ますことも大事ですね!(笑)


2. 自分分析の結果

今回、自分の好みを言語化してみたことで、いくつかの特徴が見えてきました。

  • 伝統をしっかりと理解した上で、新しい試みをしている器
  • プロダクト的な“硬さ”ではなく、温かみがありながらも“きちんと”しているもの
  • 磁器よりも陶器が好き

この「きちんと」には、いろんな意味が含まれています。
たとえば、歴史的な解釈の方向性、素材としての強度や質感、口当たりや手触りといった使い心地…。
単なる見た目ではなく、背景や本質を見ているという感覚に近いかもしれません。


3. 暮らしを変えてくれる“知る”という行為

器が暮らしを変えてくれる。
それは、どれだけ器の背景や成り立ちを知るかによって、その影響力も深さもまるで変わってくる

今回手にした「安南焼」は、江戸時代初期にベトナム北部から輸入された焼き物だそうです。
骨董屋で出会ったような懐かしさがあり、それが僕の“好き”とつながった。
僕がサラダボールにと選んだのは、作家・神田知広さんの器。歴史を感じさせながら、現代の食卓にもきちんと収まる作品でした。

萩原由佳さんの器

一方、妻が選んだカップ&ソーサー(作:萩原由佳さん)は、完全に彼女の趣味(笑)
妻は歴史感よりも、可愛らしさとユニークさ重視。
「(難しいことは置いておいて)今が楽しればそれがいい」という潔さ。でも、それもまた我が家のバランスには不可欠なんですよね。

だからこそ、二人の作家さんにお礼のメッセージを送りました。
“手仕事”を受け取るとき、そこに敬意を込めるのは自然なことだと思います。


4. 「後悔」はしない。ただ、次はもっと深く。

昨日の信楽は弾丸ツアーだったので、正直、見きれなかった後悔はあります。
けれど僕は、「後悔」という言葉を使わないようにしています。
過去を悔やむよりも、そこからできることをすぐに考えるほうが建設的だから。

次は、出展者の事前リサーチをして、初日のオープン1時間前には現地入りを確実に。
そのうえで、出展ブースの世界観に惑わされず、作品、1点1点ときちんと向き合える“眼力”を持ち合わせたい。

器にかけられた魔法を、いったん解いてから向き合う。
そうしてはじめて、本当の深みに触れられる気がしています。


【結び】

器と向き合うことは、僕にとって「自分を整える」作業でもあります。
その積み重ねが、住まいの空気を、そして日々の暮らしの温度と湿度(潤い)を、確かに変えてくれる。

そんな静かな時間が、今日の僕にはちょうどよかった。
「自分らしさ」を支えてくれる器たちと一緒に、これからの季節も過ごしていきたいと思います。