「３（三）」は安定を意味します。

最近良く言われる「サード・プレイス（第三の場所）」
そんな場所を家庭内に作れないか？にチャレンジされたのが、三有の家の最大の特徴の一つです。

サード・プレイスとは？
ウィキペディアによると・・・

サード・プレイスとは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。サード・プレイスの例としては、カフェ、クラブ、公園などである。アメリカの社会学者、レイ・オルデンバーグはその著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』（The Great Good Place）で、市民社会、民主主義、市民参加、ある場所への特別な思いを確立するのに重要だと論じている。ロバート・パットナム は、『Bowling Alone: America’s Declining Social Capital 』(1995, 2000)で、サード・プレイスに関して論じている。

とあります。
そのサード・プレイスの役割を自宅内に設けたのが、三有の家なのです。

部屋の名前にしてしまうと、奥様の部屋（ヌック）やゲーミング・ルームとなって、かえって分かりにくいのですが、ようは、社会や家族などコミュニティをより豊かにするには、充実した個人があってこそと考え、設けたスペースなのです。
三有の家の場合、個人が充実する為のサード・プレイス的な空間が、ヌックやゲーミング・ルームになります。

サード・プレイスを家の中に設けたことで、より豊かで楽しい暮らしを送れる住まいとなる事を図っているのです。

SNSやスマホなど、私たちはいつもコミュニティの中に存在し続けて、いつも誰かを感じ続けられる毎日です。
そんな社会で満たされているのか？と言うとどうでしょうか？
（いつも誰かを感じられる状況下にあって）かえって逆に淋しさを覚える人。
（情報やノイズのあまりの多さに）知らず知らずのうちに自分を見失ってしまう人など珍しくないと感じます。

そんな現在だからこそ、最も小さな単位のコミュニティの器である住宅（住まい）が果たす役割は大きく、その役割を突き詰めたのが、三有の家のプランニングにあります。

「ウェルビーイング」という言葉が、最近よく使用されます。

「ウェルビーイング」とは、直訳すると、「良い状態」との意味になります。
ウェルビーイングとは、肉体的・精神的・社会的にすべてが満たされた状態を指す概念です。
単なる病気でない状態を超え、自分らしく生き生きと暮らせる「総合的な幸せ」を表します。
特に、自分自身の主観的な幸福感や満足感が重視される傾向にあり、人生の豊かさを示す指標として近年注目されています。

三有の家は、より豊かな家族との暮らし、延いてはより豊かな社会生活を可能とする為、一個人の時間や空間、個性を大切に考えプランニングを行いました。
そのことで、ウェルビーイングが実現すると考えました。