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二世帯住宅は現代の大家族? 双幸の家に見る『共存の工夫』

大家族と核家族

大家族全員が一つ屋根の下で暮らすこと、あなたはどう感じますか?
昔は当たり前だったその暮らしが、今では少し特別なものに感じられるかもしれません。

現代の暮らしは便利さが増し、家族の在り方も変わってきました。
福井でもかつては当たり前だった大家族での生活も、核家族化が進む中で少しずつ減少していきました。

しかし、細田守監督の映画『サマーウォーズ』に見られるように、古き良き大家族の価値が見直されつつあるのも事実です。

相続税の評価額が同居していた不動産なら20%に軽減されるなど、国としても家族が一緒に暮らす文化を推奨している雰囲気が感じられます。

大家族

一方で、現代の住宅には、昔ながらの大家族の家にはなかった役割が数多く求められるようになりました。
断熱性能や使い勝手の良さといった機能性はもちろんですが、「個」を尊重する社会風潮が進む中で、「団体に個人が強いられることのない」住まいの在り方も重要視されています。

そんな時代背景の中、家族が心地よく共存できるヒントになり得る二世帯住宅「双幸の家」をご紹介したいと思います。


二世帯住宅のリアルな難しさ

二世帯住宅の難しさや危険性が分かる、僕の親戚が実際に経験したエピソードを一つご紹介します。

定年後、お父様は長女夫婦と一緒に暮らす二世帯で住む家を建てられました。
現代的でゆったりとした空間が魅力の住まいで、僕も一度伺ったことがあります。
しかし、その時にはすでに長女夫婦は別の場所に住んでおり、家にはお父様とお母様のお二人暮らしになっていました。

理由を伺うと、家事や生活リズムの違いが原因で、互いにストレスが積もり、最終的には長女夫婦が出て行くことになってしまったそうです。

幸いにも家族関係が完全に崩れたわけではなく、孫たちも遊びに来ることができているそうですが、もしそうでなければ、二世帯で住む大きな家を建てたことで「かえって家族が疎遠になる」という皮肉な結果にもなりかねませんでした。


二世帯住宅で求められる「共存の工夫」

このエピソードが示すように、二世帯住宅には共存の難しさがあるのです。
「一緒に住めば安心」と思っていても、生活リズムや価値観が違えば、ストレスが積もり重なることもあります。

大家族

しかし、(渦中で気付くのは難しいのかも知れませんが)家族が多くなることでの豊かさやメリットもたくさんあります。
例えば、意見が増えるのは、まとめ難くなる一方、より良い解決策への可能性が増しているとも考えられます(三世代寄れば文殊の知恵)。

サマーウォーズ』の中で描かれるように、“大家族”が一つになって困難を乗り越える姿には、現代に忘れかけている「家族力」が凝縮されています。
そんな大家族の力を引き出すためには、単に一緒に住むだけでなく、個を尊重しながら共存できる工夫が求められます。

ヴァーチャル大家族

双幸の家」のオーナー様ご家族は、その大きなメリットを継続して得られる様に、問題点となる要因をピックアップする為、短期間ながら一度、二世帯、ご実家で一緒に暮らされました。
そこで出て来た問題点を言語化して、改善方法をエクリュと一緒に検討されました。


ポイントは、「分離」と「共有」を両立させる設計

先ず、ファサードからも感じ取れるのが、2階が張り出していること。
これはキャンティレバーと言いますが、1階の親世帯の居室の上に子世帯が乗っからないようにした結果、この様なファサードになりました。

元気な子供達(孫達)そのはしゃいでいる声や音が聞こえて来ることは、頬が緩む時もあるのも事実ですが、なんせ今まで2人で静かに暮らされて来られた親世帯。声が聴きたくなった時に出向いてもらう様、生活音が干渉しない動線設計としました。

また、互いの生活のリズム(ルーティン)を守れる様に、費用はかさんでしまいますが、キッチンなどの水回りは全て、各世帯にそれぞれ設ける事になりました。

さらに、心理的な距離感にも配慮し、共にいる安心感と適度なプライバシーを確保しています。

二世帯住宅「双幸の家」大家族


まとめ

家族のつながりを大切にしながらも、お互いの暮らしを尊重できる距離感。
それこそが、現代の二世帯住宅に求められる新しい在り方ではないでしょうか。

家族が心地よく共存できる住まいは、難しいからこそ価値があります。エクリュでは、家族ごとの暮らし方に寄り添い、安心感と適度な距離感を両立させた住まいづくりを大切にしています。

二世帯住宅における共存の工夫やアイデアについて、エクリュと一緒に考えてみませんか?

よろしくお願いします

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