始まりがあるモノには、終わりがある。|「élan vital 前壽則展」エピソード・ゼロ
おかげさまで、無事、終わりました!

皆さまのおかげを持ちまして、昨日までエクリュ・ギャラリーにて開催しておりました「élan vital 前壽則展」。
本当に多くの方々にお越しいただきましたこと、あらためまして、御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
始まりがあるモノには、終わりがある。

ご購入いただきました作品たちを、梱包してお渡しする準備を整えていると、当然、絵を外すので会場の壁に点々と空きができます。
そしてとうとう、「極北に至る孤高の境地」を感じていただくための通路の先の作品も壁から外され・・・会期が終わったことを独り淋しく、あらためて感じるのでした。
あまりにも心許なく、慌てて別の作品を意味なく掛けたり・・・これでは片付けも終わりません。
何をしているのか?自分でも分かりません(笑)
élan vital 前壽則展の、エピソード・ゼロ

実は、「élan vital 前壽則展」には、エピソード・ゼロがあります。
それは、遡ること10年ほど前のこと。
母は癌により余命が数カ月であること知り、ずっと住んでいた奈良から僕がいる福井に引っ越して来ます。
実は母は福井にも住んでいたことがあり、その当時の親友から、前先生の作品をご紹介いただいていたのだと思います。
ある日、母は病室に僕を呼びパンフレットを見せて言うのです「この絵を買ってあげる」と。
それに僕は、「もうこれからは、お金は自分のためだけに使いなよ!」と返してしまいます。
それが前先生の作品でした。
亡母の想い
母の想いをきちんと理解できないで、断ってしまった僕です・・・。
そもそも、終わりを迎える時、いつもと変わらぬ行動が取れる生き方をすることこそ重要なのに、
さぞかし、無念だったことでしょう。
その想いが、この度の「élan vital 前壽則展」を導いたのか?
それは分かりません。
しかし、開催のおかげで、大阪に住む父や弟が福井に来て我が家に泊まり、話をする機会を得ることができました。
そのことは、母の気配を感じずにはいられませんでした。
また、母の福井の親友方々も、エクリュ・ギャラリーにお越しいただきました。
母がそこにいないのが、不思議な景色でした。
駆けつけていただき、本当にありがとうございました。

前先生はじめ、皆さまのおかげでとても充実した時間を過ごさせていただいた「élan vital 前壽則展」。
昨日、幕を引きました。
年末のお忙しい中、本当に多くの方々にお越しいただき、この上なく嬉しく思っております。
本当にありがとうございました。
また、皆さまとお会いできることを、楽しみにしております。
この度は、ありがとうございました。