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安心は与えられるものではない──エクリュが大切にしている“中庸”という関わり方

安心・満足・誇り

エクリュは、安心・満足・誇りを提供することを使命とする。

エクリュの経営理念の中盤には、こう記しています。

「安心・満足・誇りを提供することを使命とする」

「安心・満足・誇り」の中で、今日はとくに「安心」について考えてみたいと思います。


安心を外側に求めてはいけない

安心という言葉は、住まいづくりの世界ではしばしば使われます。
けれど、僕はずっとこう思っています。

安心は外側から“与えられる”ものではなく、内側に“ある”ものだ。

そしてもう一つ、少し厳しい言い方になりますが、
安心や不安を強く意識している時点で、人は中庸の状態から外れている。

安心でも不安でもなく、静かな基準に立ち戻っているときこそ、人は正しい判断ができます。


感情が大きいほど、判断の質は確実に落ちる

住まいづくりという大きな選択は、人生の中でも難易度の高い判断です。
そのときに、
「安心したいから選ぶ」「不安だから避ける」
という感情ベースの判断は、どうしても誤りの可能性が高くなります。

本来、判断の基準になるべきものは、
・自分の価値観
・自分らしさ
ウォンツではなくニーズ
・費用と効果のバランス
・長期的な選択の意味(継続)

こうした“静かで、内側にある基準”のはずです(内観の知)。
安心を求め始めた瞬間に、人はその基準から離れてしまう。

つまり、「安心を求める行動そのものが、ズレの始まり」
と言っても、決して言い過ぎではありません。


しかし、人はそれほど強くはない

ここで現実的な話をします。
「感情で判断しない方がいい」と分かっていても、
人はそんなに強くいられません。

大きな選択を前にすれば、誰だって揺れます。
だからこそ住まいづくりでは、
安心でも、不安でもない“ゼロ地点”に戻らないと、本当の判断はできません。

そしてその“中庸”の状態に戻るために、
エクリュができることは、実はとても限られていると感じています。


エクリュは「安心させる」会社ではない

気休めの言葉で安心を誘発することもしません。
依存心をくすぐるような関わり方も取りません。

なぜなら、
安心という感情に依存すると中庸を保てず、そのことで次のステップへ進めなくなる
からです。

ではエクリュは何をするのか。
・正直であること
・誠実であること
・都合の悪いことを隠さないこと
・それらで不安も安心も誘導しない

これだけです。
これらは、お客様を“安心させる技術”とは真逆に見えるかもしれません。

しかし、
お客様が依存することなく、自主自立しなくては、エクリュの住まいづくりは機能しない。
言い換えると
お客様が誰かの「良い」を受け入れるのではなく、ご自身の「良い」に自覚できる状態にならないと、理想の暮らしが継続される住まいにはなり得ない
だからこそ、ここに徹底して向き合っています。


エクリュが提供しているのは「安心」ではなく、“安心に頼らず判断できる状態”

今日の結論は、とてもシンプルです。

エクリュは「安心を与える会社」ではなく、
安心に頼らず判断できる 中庸の場 をつくる会社である。

安心を提供するという理念と、
自立を促す実践は、一見すると矛盾して見えるかもしれません。

しかし本来の安心とは、外側のサービスではなく、内側にある“静けさ”です。
エクリュはその静けさに立ち戻るための環境と関わり方を提供しています。

それが、エクリュの使命であり、美徳(美学)であり、他にはない価値だと僕は思っています。