トマトって何か、より詳しく説明できる?
トマトって何か、より詳しく説明できる?

最近、トマトが美味しいなと感じます。
夏だから、というのもあるけれど、今朝食べたトマトが、なんだか特別だったのです。
みずみずしくて、甘さと酸味が絶妙で、「ああ、今がこの子の食べごろなんだなぁ」と思わず手が止まりました。
年中食べてるトマト、それって本物?
でもふと、こんなことを考えました。
「トマトって、年中食べてるよな」と。
スーパーや八百屋に行けば、一年中、それらしい赤くて丸いものが並んでいます。
けれど、それって本当に“トマト”と呼べるものなんでしょうか?
もし、トマトを生涯かけて研究されている専門家がいたとしたら──
その人にとって、冬に出回るトマトを「トマト」と呼ぶことに、少し違和感を覚えるかもしれません。
というのも、私たちは見た目で「トマトだ」と判断しがちですが、
彼らにとっては、甘味と酸味のバランス、香り、果肉の密度や張り、育ち方など、
簡単には見えない“トマトの本質”がそこにあるのだと思うのです。
満ちているからこそ、美味しい
つまり、「今朝のトマトは、ちょうど満ちていた」。
だからこそ、あんなに美味しく感じたのだと思いました。
そして、そんな思考がふと、エクリュの住まいづくりに重なりました。
住まいもまた、「時代に合っている」とか「人気がある」といった外側の評価だけで決まるものではありません。
大切なのは、その人にとって、その家族にとって、暮らしが“満ちている”かどうか。
満ちた暮らしをつくるということ
家が完成した瞬間よりも、日々の暮らしがゆっくりと馴染んでいって、
「これでいい」と自然に思えるような、落ち着いた心の状態──
それこそが、住まいとしての“満ちた形”なのではないかと。
もちろん、それは簡単に作れるものではありません。
時間と対話と信頼、そして想像とほんの少しの運も必要です。
だから僕たちは、急がず、派手にせず、
でも、しっかりと「満ちる瞬間」を目指して、家づくりに取り組んでいます。
本質に近づくきっかけ
今朝のトマトが美味しかった。
ただそれだけのことなのに、
少しだけ、自分たちのしている仕事の意味を考える、そんな朝でした。