今なら、紅葉。眺望を楽しみ食事をしています。
眺望を楽しむ暮らし
我が家(遊び心の家)では、朝食や昼食の際、席から足羽山をきれいに望むことができます。
敷地探しの段階から「眺望」を強く意識し、窓の配置も足羽山を借景として取り込めるように設計しました。

窓にはカーテンを設置していませんが、程よくプライバシーも保たれており、朝昼の食事の時間に、季節で移ろう足羽山を眺めながらゆったりと過ごせます。
福井では、それほど郊外に行かなくても、遠景に山を望む敷地を見つけることはそれほど難しくありません。

アーバン・ライフと田舎暮らし
「結地の家」のオーナー様もそうであったように、僕自身も福井に移住した当初は、せっかくなら福井らしい自然の風景の中で暮らしたいと考えていました。
以前勤めていた芦屋のマンションディベロッパーの社名は「アーバン・ライフ」。
当時の僕は「住むなら街のど真ん中」と決めていました。
しかし、福井での暮らしを考えた時、その反動もあり「窓の外いっぱいに自然が広がる暮らし」へ強い憧れを抱いていました。

住処の選択
現在の住まいは、「大自然の真ん中」ではなく、足羽山の麓にある住宅地です。
新幹線の駅まで車で10分ほど。
街中ではありませんが、山間地でもありません。
それでも、美しい借景として自然を味わうことができています。
憧れと現実
土地を選ぶ際には、子どもの学校区や除雪、買い物のしやすさなど現実的な事情がどうしても影響します。
僕の場合も例外ではなく、大自然の中を選ぶことはありませんでした。
そして今、振り返るとそれで良かったと思っています。
理由はとても現実的で、「大自然の中だと建物の劣化スピードは速く、その変化に僕の力では追いつけなかったかもしれない」と感じるからです。
結地の家
先ほど紹介した「結地の家」のオーナー様も県外出身。
だからこそ、敷地探しでは「福井らしさ」を感じられる風景を得ることが重要ポイントでした。
その結果、越前富士(日野山)と大野富士(荒島岳)を同時に望める希少な敷地に辿り着かれました。
あちこち探し回り、ようやく出会えたその土地でした。

幸福度ナンバーワンの福井県
新幹線の開通やリモートワークの普及もあり、福井への移住を検討される方が増えています。
どんな基準かはさておき、福井県は「幸福度ナンバーワン」と言われる場所。
確かに、食材は素朴に美味しく、四季の表情は豊かで、どこの施設も混雑しません。
犯罪も少なく、のんびりとしていて、生活に“余白”があります。
過度に郊外へ出なくても、混んでいない、ゴミゴミしていない、そして自然が適度にそばにある──
そんな暮らしが十分に手に入ります。
お気をつけて!
何かを得れば、何かを失う。
これは暮らしにも、土地選びにも通じる普遍の法則です。
「大自然」のように大きく振ると、それに比例して失うものも大きくなる場合があります。
どうか“風景の豊かさ”だけでなく、“あなた自身の暮らしのバランス”も忘れずに選ばれてください。
今年は特に、クマにもご注意を!
