「リビングで雑魚寝する家」本家としての役割を果たす、という設計。
リビングで雑魚寝する家
我が家は、母が早くに亡くなったこともあり、早い段階から「本家」としての役割を担うようになりました。
つまり、お盆やお正月になると、父や弟家族が我が家に集まりました。

家づくりの当初から、「たくさんの人が集まる(泊まる)家にしたい」という希望はあったのですが、限られた予算の中で客間を増やすのは難しい。そこで僕たちが出した答えは、“リビングでみんなが雑魚寝する”という前提で設計することでした。
例えば、リビングに布団を敷くことを想定して、その収納スペースをしっかり確保。さらに、我が家は2階リビングなのですが、そのリビングに面したルーフテラスで布団を干し、そのまま家事室の押入れへしまえるような動線まで計画してあります。
子どもたちが小さかった頃、弟家族や父が集まっては、毎年お盆とお正月は、まるで合宿のようにリビングで寝て、遊んで、朝を迎える——そんな思い出が我が家にはたくさんあります。

人が集まる家に必要なのは、「部屋数」より「受け入れる工夫」と「暮らしを想像する力」かもしれません。
どんなに小さなスペースなど制限があっても、考えれば役割をちゃんと果たす住まいになります。
そうした「現実的な工夫」を重ねることで、家づくりは、もっと楽しく、豊かになるのだと、今改めて感じています。
今年もお盆がはじまりますね!
先日、長女が帰って来ました。
