どうする子供部屋?

【子供部屋、何年使いますか?】
子供部屋を「子供部屋」として使う期間は、どれくらいかご存じでしょうか?
一般的には、小学校入学の6歳から高校卒業の18歳、あるいは大学卒業の22歳頃までとされています。
しかし、福井県のように県外進学や県外就職が多い地域では、実際に使われるのはもっと短いこともあります。10年も使わない場合も珍しくありません。
一方で、子どもが県外で自立すればするほど、「実家の自分の部屋」はかけがえのない居場所になることもあります。
そこで、今日はさまざまな視点から導き出された「子供部屋」の実例をご紹介します。
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◆ 遊び心の家:3帖の中に思いを込めて

最初に紹介するのは、我が家──「遊び心の家」の子供部屋です。
家づくりの動機は、子供たちに“きちんとした環境”を与えたいという思いからでした。
したがって、子供部屋は我が家にとってとても重要な存在でした。
しかし、さまざまな事情から、我が家では大幅な減額が必要になりました。
そのため、面積も約30%圧縮され、子供部屋は一人あたり約3帖という最小限の広さになりました。

そんな小さな空間を、どうすれば「良質な場所」にできるかを真剣に考えました。
娘の部屋は、お姫様のような空間に。
「あなたは大切な存在なんだよ」と伝えるデザインにしました。
男の子たちの部屋は、目線の高さに変化をつける構成に。
多角的な視点を持ってほしいという願いを込めました。

現在では子どもたち全員が県外で働いており、子供部屋は役割を終えました。
そのため、現在は客間として利用され、お越しいただいたお客様からも好評です。
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◆ 帰自の家:日常の中のリトリート

「帰自の家」の子供部屋は、リトリート(心身の休息・回復)をテーマとしています。
本来リトリートとは、日常から離れて自分を整える時間や場所のことです。
そのため、それを外に求めるのではなく、「家に帰ることで得られる」ように設計されたのが帰自の家です。

好きな色であるグリーンに囲まれて眠れるように配慮された部屋。
これだけで、お子様にとって大切な“安心できる場所”になります。

最近では、ソファーやインテリアのご相談に来社されることもあります。
大阪のTRUCKへ家具を探しに行かれた際も、丁寧にご報告いただきました。
作り込みすぎず、壁紙の貼り方や窓配置などに工夫を凝らすことで、
コストを抑えながらも「心の拠りどころ」となる空間を実現しています。
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◆ 今日遊の家:個性を尊重した三者三様の空間

「今日遊の家」には、3人兄弟姉妹それぞれに子供部屋があります。
その部屋はどれも個性を活かしたデザインです。
「個」を大切にする考え方が、しっかりと反映されています。
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◆ 集流の家:将来の使い方も見据えて

「集流の家」は、家族で集うことを大切に設計された住まいです。
子供部屋にも、お子様それぞれの意見を反映させながら、
将来の使い方に配慮した工夫がなされています。

女の子の部屋には「すみっコぐらし」の壁紙が使われ、まるでカタログに出てきそうな可愛い空間です。

男の子たちの部屋は、希望の壁紙に加え、可動間仕切りを採用しています。
1室にも2室にもなるフレキシブルな設計です。
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◆ 三有の家:サード・プレイスを住まいの中に

最後に紹介するのは、「三有の家」です。
この家のテーマは「サード・プレイス(第3の居場所)を家の中に設ける」というものです。

“HOUSE in HOUSE”──家の中にツリーハウスのような空間を設け、
子どもにとっての自立や居場所づくりに繋げています。

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【子供部屋に込められた想い】
子供部屋として使う期間は、たった10年かもしれません。
しかし、その空間に込められた「家族の想い」は、もっと長く心に残るものになるはずです。
今この時を大切にする──
それこそが、お住まいを計画するうえで、最も大切な価値観なのかもしれません。
とはいえ、将来の変化にも対応できる「フレキシブルさ」もまた、
費用や面積を抑えるうえで有効な考え方です。
あなたなら、どんな子供部屋を必要とされますか?