ランドリールームは時代と共に変化する
固定概念を打ち払え!(ランドリールーム)
暮らしの常識って、時代とともにどんどん変わっていきますよね。
生活スタイルの変化や技術の進歩も要因ですが、多くの場合は「暮らしに対する固定概念」が少しずつ変化してきた結果だと感じます。
今日はランドリールーム(洗濯室)を通じて、固定概念の変化を一緒に探ってみたいと思います。

上写真は2007年、今から18年前にお引渡しをした「しぜん体の家」です。
当時は物干場(ベランダ)を設けるのが一般的でした。
写真にも屋根付きの物干場が写っています。
洗濯機は1階の洗面脱衣室にあり、洗って重たくなった洗濯物を2階のベランダまで持って上がって干す──これが当たり前のスタイルだったのです。
家事動線の圧縮ブーム
現在の住まいは「家事楽」を考えるのが当然で、家事動線はできるだけ短くすることがブームになっています。
ランドリールームからウォークインクロゼットまでの歩数を「何歩で行けるか」と紹介するルームツアーを目にすることも増えました。
歩数が少ないことは確かに良いことですが、かつて「外干しが良いこと」とされた時代と似ている気がします。
つまり、外干しや歩数の少なさが「目的化」してしまっているのです。
でも、本当の目的はなんでしょう?
きっと、家事を軽減して生まれた時間を、もっと豊かな暮らしに費やすことだったのではないでしょうか。

豊かな暮らしに時間を費やす
実は、我が家の家事動線はかなり長いです。
脱衣室は1階にあって、ランドリールームは2階。
そしてウォークインクロゼットは再び1階にあるので、動線は決して短くありません。

でも、僕らにとってはこの動線がストレスになりません。
なぜなら、自分たちの暮らしのリズムにフィットした住まいだから。
それこそが「ウェルビーイングな住まい」につながっているのです。
良いランドリールームとは

ランドリールームの考え方は時代とともに変化してきました。
セオリーやブームも、その時代ごとに変わります。
でも、実は一番変わりにくいのは「自分自身」です。
誰かの「良い」を受け入れて暮らすのも決して悪いことではありません。
ただしその「良い」は、いつか窮屈に感じることもあるでしょう。
そして、また別の誰かがその「良い」を否定して、新しい「良い」を唱えるはずです。
だからこそ、自分にとっての「良い」を考えることが大切なのです。
汝自身を知れ
深く自分を見つめて感じ取った「自分の良い」は、簡単には揺らぎません。
仮に誰かに否定されても「それはあなたの“良い”でしょ」と切り返せるはずです。
結果として我が家のように長い家事動線になるかもしれません。
でも、それこそが僕らにとっての「良い洗濯(選択)」であれば、きっとウェルビーイングにつながり、住まいも機能し続けやすくなるのです。

来週から「ウェルビーイングの設計図」と題した我が家の内覧会がスタートします。
13年間、長い家事動線なのに機能し続けた住まいは、どうやってカタチ創られたのか?
実際に暮らし続けている空間で、ぜひ体感していただけたらと思います。
「ウェルビーイングの設計図」|遊び心の家 内覧会は、完全予約制にて開催いたします。
第3回目の今回は「照明・コンセントについて」を中心にお伝えします。
18:00〜、毎日1組限定での開催です。
詳しくは以下のURLをご参照ください。
https://www.ecru-arc.co.jp/openhouse
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。